なぜプログラミングか?

■プログラミングとは

そもそも、プログラミングとは何なのでしょうか?
プログラミングとは、ステップを積み上げ、目標実現にいたるプロセスを作り上げる手法のことです。それをコンピュータ上で様々な言語(例:スクラッチが教育用言語で最も一般的)を使用して実現します。結果として物事を順序だてて考える訓練になり、時代が求める様々な問題解決を図る資質を育てることになります。
文部科学省は、小学校、中学校、高等学校において2020年~2022年から順次プログラミングを必修科目と定めましたが、これは米国を中心に始まったSTEAM教育(S:科学、T:技術、E:工学、A:芸術、M;数学と教科・分野を縦断した教育)を目指したものです。しかし日本においては、これからがスタートといった状況です。

プログラミング教室では

プログラミングは、一つ一つのステップを積み上げていく作業ですが、同じ目的のプログラムを作っても、お一人おひとりのプログラムの作り方は同じになるとは限りません。むしろ異なるプロセスをたどる場合がよくあります。そんな時でも私たちは、型にはめることなく、それぞれの個性を大切にすることができるように心がけています。
目標に至る道は一つでなくいくつもあって、それを考え続けることがトレーニングとなり、集中力が育ちます。
また、プログラムの不具合(バグ)を、繰り返し直していく過程で、次第に自分の考え方の傾向(長所と弱点)も見えてきます。このプロセスを通して、自分の能力を高める粘り強さが育ち、成長することができるのです。

個性に合わせたカリキュラム

初期の指導においては、共通カリキュラムでスタートしますが、次第にお子さまお一人おひとり異なる、興味、関心、こだわりに合わせた指導を行います。
例1.鉄道好きの○〇くんは、算数の距離の問題を西武線の路線図を使って解くプログラムを作りました。
例2.素数に興味のある〇〇くんには、フェルマーの小定理を使ったRSA暗号のプログラミングを実際に作ってみました。とても楽しそうに取り組んでいました。
例3.数学の確率に関心のある○〇くんは、アインシュタインが理論的に証明した、ブラウン運動と浸透圧の関係をプログラム実習を通して理解して、知識を広げることができました。

■お子様の適性について

発達障がいのお子さまの中には、プログラムミングに適性があるお子さまを多く見受けます。
実際に気が散りやすいお子さまであっても、小さなステップを積んでいくという作業を繰り返すプログラミングでは、集中力を発揮します。
算数の問題を自分でプログラムして、何度も繰り返し練習問題を解いて苦手を克服してしまうお子さまもいます。

■将来の生活へつなぐ

プログラミングの経験は、日常生活や、将来の仕事において情報機器を手軽に活用する下地となります。
特に、学習障がい(識字障害)などをサポートするツールが近い将来活用されることが予想されます。音声の文字化、文字の音声化、翻訳技術など様々な技術を組み合わせて活用する下地を、プログラミング教室にて育ててまいります。

また、参考までに発達障がいのお子さまの可能性について、以下のような記事があります。

1.米マイクロソフト社では、2015年より、自閉スペクトラム症の特性のある人の採用を始めました。(『発達障害を生きる NHKスペシャル取材班』集英社 より)

2.デンマークのスペシャリタナ社では、自閉スペクトラム症の特性の方の情報分野への人材サポートを行っています。(『発達障害を生きる NHKスペシャル取材班』集英社 より)

プログラミング授業風景
授業料(1コマ週1日)
プログラミング 小中学生27,500円(税込)/月

注)入会金:11,000円(税込)

教材費は別途必要となります。

プログラミング教室ではiPadやPCを使ってプログラミングを行い、ロボットプログラミングをテーマとして学習します。また、スクラッチ言語の学習では、iPadやPCの画面上でキャラクターを自由に動かすことが目標です。iPadやPCはこちらで用意します。

時間割

月曜日~土曜日
013:30 ~ 14:50
115:00 ~ 16:20
216:30 ~ 17:50
318:00 ~ 19:20