「子どもの新型コロナウイルスに対するストレスマネージメント」第10回として「セルフアドボカシー 僕たち・私たちの権利を考えよう」
中村豊先生に頂いた、「子どもの新型コロナウイルスに対するストレスマネージメント」に関する情報提供の第10回として「セルフアドボカシー 僕たち・私たちの権利を考えよう」を掲載します。
https://www.ncchd.go.jp/news/2020/leaflet13.pdf
恥ずかしながら、“セルフアドボカシー”は、私の知らない言葉でした。幸いにもご紹介した「とどけ こころが疲れたときのリラクゼーション動画」の国立成育医療研究センターのコメントで事前に目にしていたため、動画の素敵な歌が運んでくれた温かなメッセージの印象をこの言葉に感じることができました。
リーフレットを読み進めるうちに、『自分に必要なサポートを自分で周りの人に説明して理解してもらう』という言葉にまず戸惑いを感じました。
子ども達の抱えている特性を社会的に理解してもらうまでの道のりは多くの困難が予想されるからです。
今回も私は、リーフレットのシート記入に取り組んでみました。そしてその時感じたのは、自分の特性を他人に説明できるように自分で理解することも容易でないかということでした。
発達障がいの特性は一人ひとり違いますそういう意味では、子ども達一人ひとりが開拓者の道を歩むのかもしれません。だからこそ、『人に説明して理解してもらう』ことが大切なのかと思いました。
先日、放課後等デイサービスの職員と話したのですが、特性に多少の差はあっても放課後等デイサービスとうコミュニティーを通した交流を通して孤独感を和らげ、不登校であった子どもが復帰した例を聞きます。そういった仲間の存在と支えが“セルフアドボカシー”を実現する大きな要素の一つではないかと感じます。