「子どもの新型コロナウイルスに対するストレスマネージメント」として「こころが疲れたときのリラクゼーション教室③(マインドフルネス・音を探す)」

中村豊先生に頂いた、「子どもの新型コロナウイルスに対するストレスマネージメント」として「こころが疲れたときのリラクゼーション教室③(マインドフルネス・音を探す)」を掲載します。

今回は、後悔や不安でいっぱいの頭づかれをほぐすために。マインドフルネスの一つ「音を探す」がテーマです。
騒音の多い場所を離れ、散歩コースの公園を訪れました。

秋の虫が方々で鳴き、鳥のさえずりもよく聞こえました。オナガや、カラスの鳴き声もこのように自然豊かな場所で聴くと心落ち着きます。
公園のベンチに座り目をつむって、過去の出来事を忘れ、懸念する未来のことへの想いからも離れ、今に集中し音探しを始めました。
継続する音は噴水の水音ぐらいで、ほとんどの音は、入れ替わり立ち代わり登場しては姿を消します。
私にとって一番心地よかった「音」は、風にそよぐ木の葉の音でした。聞き耳を立てているとス―と心が落ち着いていきます。
それも継続して聞こえるわけではなく、虫の音、鳥の鳴き声、遠くから聞こえる乗り物の音にかき消されては、聞こえるという状態でした。・

さわやかな気持でその場を去っていく時、来るときには全く聞こえてなかった風に揺らぐ木の葉の音がしっかりきこえるようになった自分の変化に気づきました。
例え騒音でかき消されていても、視覚的に、風になびいている木の葉の様子を見ただけで、そこに音があるという実感がありました。
まるで、CDで聴いたときには気づかなかった楽器の音色が、オーケストラの演奏を視覚的に見ているとはっきりと認識できるのに似ています。日々の習慣として取り入れて行きたいリラクゼーション方法の一つであると感じました。

以下、国立成育医療研究センターのホームページからのメッセージをここに転記します。

新型コロナウイルスによって、日本中のこどもたち、そして私たち大人も、気づかないうちに日々のストレスが持続しているかもしれません。
ストレスに気づいたとき、それを自分でコントロールできる方法をもっていることは、子どもたちのレジリエンス(こころのばね、ストレスをこころの成長につなげること)、に繋がります。
(中略)
ぜひ、こどもたちと、そしてご自身のケアに、ご活用ください。

(国立成育医療研究センターホームページ:https://www.ncchd.go.jp/index.html)

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